車両

 

車両数

 

西京電鉄の保有車両総数は450両ほどである。大手私鉄の中では少ない部類だが、それでも西鉄(約300両)や阪神(約350両)などよりは多い。

 

保有車両数の内訳の変遷はこちら。

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付番ルール

 

新性能車の付番ルールは以下の通りである。

 

百の位

04・・・一般車(01が片運車、2が両運車、34が中間車)

59・・・急行車(56が片運車、7が両運車、89が中間車)

 

十の位

02・・・パンタ付電動車

3〜5・・・パンタ無電動車

69・・・付随車

 

 

車両総説

 

1 スタイリング

 

抵抗制御時代の車両は阪急初代1000系や山陽2000系、神鉄1000系あたりに似た顔をしている。

電機子チョッパ制御を採用してからはATOを搭載した関係で左右非対称の前面になった。しかし伝統とアイデンティティを重んじる西京電鉄らしく在来車の雰囲気も受け継いでいる。

 

西京電車は「みどりの電車」として親しまれている。

戦後の西鉄からの分離当初より現在まで深緑色をとりいれたカラーリングが継続して採用されている。塗り分けこそ変わったが、その車体から緑色が消えたことはない。

座席の色も緑系(オリーブ色)である。   

 

2 メーカー

 

原則として川崎重工で製造されている。

電装品は三菱製である。西京電鉄(特に九軌由来の区間)は駅間が短めなため、低速域に強い(加速性能重視の)三菱製モーターは相性がいいようだ。

 

3 バリエーション

 

特急車と一般車がある。

80km以上の長距離運用やJRとの対抗のため、クロスシートを装備したフラッグシップ車が用意され特急運用に就いている。

 

4 性能

 

西京電車の車両はMT比が高めである。

つりかけ・初期高性能車はオールMが基本であり、近年の大出力モータ車でもMT比1:1は確保している。現役の車両群は135kWモータの4M2T編成もしくは175kW以上のモータを積んだ実質3M3T編成のいずれかを組成している。

猿田峠越えがあること、地下鉄に直通すること、九軌由来の区間は駅間が比較的短めなことが理由である。

 

但しJRとの対抗上、高速で走れる性能も必要である。そのため大馬力に任せて加速度を稼ぐ反面、高速性能を考慮した歯車比を採用している。

 

踏面ブレーキは高速走行を考慮して両抱き式が採用されている。

 

5 内装

 

座席は詰め込みより着席時の快適性を重視する傾向がある。

歴代急行車のクロスシートは大抵シートピッチがゆったりしており、初代急行車200系を除くと集団見合い式または転換式のシートを採用している。

 

壁は急行車は木目調、一般車は白系統である。

全金属製の車体になってからも「フラッグシップは安っぽい車両にはできない」として木目調の化粧板を採用した。そのため優等専用車の壁は木目調である。

なお木目調の化粧板はコストが高いため、一般車にはバブル期に新造・更新された一部車両を除き採用されていない。

 

ドアは化粧板仕上げである。金属地むき出しのものや塗りドアは採用されていない。

 

照明には基本的にカバー付きのものを採用している。韓国・大邱で発生した地下鉄放火事件の教訓から一時期はカバーなしの照明を採用したが、現在はLED照明を採用している。

 

関東私鉄や地下鉄に多い網棚上部の広告は採用していない。美観を重視するためとしているが、福岡は首都圏と比べ広告の需要が少ないのも理由だろうか。

男性週刊誌の広告はない。阪急電鉄と同じくブランドイメージの向上が狙いか。

なお福岡市営地下鉄との相互乗り入れ開始前の急行車には吊り広告はなかった。

 

美観を重視する傾向が強いが、その反面袖仕切にはスタンションポールを設けている。傘を掛けることができるなど実用上のメリットが大きいためである。また混雑時につり革の代わりにもなるためだ。

但しスタンションポールを設けたこともあってか、鋼製車・アルミ車の一般車ドア付近につり革はない。

急行車のドア付近にはつり革があるが、これはクロスシート部分につり革がないためである。