アイランド航空

 

アイランド航空は日本エアシステム(JAS)消滅の際に生まれた「残党」である。

日本航空(JAL)と全日空(ANA)に次ぐ日本三番手のエアラインである。加盟アライアンスはスカイチーム。

 

機体色は白をベースに、エンジンと垂直尾翼にチャコールグレーを配する。ウイングレットは公式側がチャコールグレー、非公式側が白と左右非対称でありささやかな遊び心を感じる。

機材は全てエアバス機であり、ボーイング機は1機もない。かつてJAS時代の機材があった頃はマクドネル・ダグラス(MD)機も保有していた。

内装はモノトーン。革張りなので清掃も容易である。ビジネスクラスは白い座席が並び、プレミアムエコノミーは黒い座席と白い座席が交互、エコノミーは背もたれ黒・座面白と背もたれ白・座面黒の座席が交互に並ぶ。

中長距離国際線はA340-300、国内線・短距離国際線はA330-200で運行される。間合い運用でA340-300の国内便・短距離国際便もある。運用を効率化しコストを抑えるため、機種はA340-300とA330-200のみ。内装は1機種1通りである。

 

1  A340-300


A340-300はビジネス・プレミアムエコノミー・エコノミーの3クラス制。ファーストクラスはない。


ビジネスクラスは長距離国際線に対応したフルフラットシートが2-2-2アブレストで並ぶ。

プレミアムエコノミー・エコノミーは2-4-2アブレストで並ぶ。座席のつくりは同じだが、プレミアムエコノミーはシートピッチが若干広い。


プレミアムエコノミーの座席はエコノミーと大差ないが、リゾート路線や短距離路線にも用いられるので仕方ない。その場合は通常のエコノミー扱いになることも(機内食などソフト面のサービスが通常のエコノミーと同じになる)。

プレミアムエコノミーはあくまで割高な正規運賃で乗らざるを得ないビジネス客がエコノミーを利用するためのサービスとして割り切る方針のようだ。

そんなプレミアムエコノミーだが、座席のハンデを補うためかソフト面のサービスは充実している。機内食は通常のエコノミーより充実しており、またノイズキャンセリングヘッドホンが利用できるなどビジネスクラスに準ずるサービスを受けられる。



2  A330-200


A330-200はビジネス・エコノミーの2クラス制。

ビジネスクラスは大手国内線のスーパーシートと同等の座席が2-2-2アブレストで並ぶ。


短距離ながら国際線にも用いられるため個人用モニタが付く。