西京バス

 

西京バスは西京電鉄の子会社であり、路線バスと高速バスを走らせている。

 

車体の色は電車と同じく緑とアイボリーの組み合わせである。こういうところがブランドにこだわる西京グループらしい。

 

 

1 車番の法則

 

(例)S08-451

下記より砂津事業所に所属する、2008年ふそう製の大型ノンステ路線車であることがわかる。

 

ハイフン前

アルファベット・・・事業所

H・東福岡/F・古賀福間/A・宗像赤間/N・鞍手中間/O・折尾/S・砂津/M・門司

数字・・・製造年(西暦)下二桁

 

ハイフン後・・・百の位が奇数ならいすゞ車、偶数ならふそう車

百の位0〜1・・・高速車。十の位が0〜4は長距離車、5〜9は空港リムジン車。

百の位2〜3・・・ワンロマ。

百の位4〜5・・・大型路線車。十の位が0〜4はワンステ、5〜9はノンステ。

百の位6〜7・・・中大型路線車。十の位が0〜4は短尺大型、5〜9は長尺中型。

百の位8〜9・・・中小型路線車。十の位が0〜4は中型、5〜9は小型。

 

 

2 路線バス

 

路線バスは西京電鉄の主要駅から出る路線を運営する。

なお福岡市内の中心部は某バス会社の牙城であり、西京バスはあまり走っていない。

 

車両はふそうエアロスターがメイン。但しいすゞエルガの高出力車もある。

勾配の多い北九州地区を抱える関係で出力の高い車両が求められるため、以前からふそう車が愛用されてきた。いすゞ車は少数あるが、日野車は1台もない。

リコール問題が浮上してからはいすゞ車の割合が増加した。

 

車体はメーカー純正。西工ボディの車両は存在しない。

西工(西日本車体工業)は西鉄系列である。一説によると、西京バスの親会社が西鉄から分離した過去もあり西鉄とはあまり仲が良くないからではないかとのこと。

 

シートベルト付きリクライニングシートを備えたワンロマ車があるのが特徴。北九州地区に配備され、車両の有効活用に一役買っている。

平日は路線バス、土休日(帰省ピーク期間含む)は北九州空港リムジンバスで使用される。土休日は本来のリムジンバス車が長距離高速バスの続行便に回る。

 

 

3    高速バス

 

高速バスは福岡からの夜行バスと小倉(魚町駅前)・福岡からの長距離昼行バス・北九州空港リムジンバスを運行している。

路線は京阪神までであり、某バス会社のように東京まで行ったりはしない。

 

車両はふそう車で構成される。夜行はエアロクィーン、昼行はエアロエースが用いられる。

路線車と同じく西工ボディの車両はない。

 

快適な3列シートと安い4列シートがある。財布と相談して選ぼう。

北九州空港リムジンバス(とその車両を用いた土休日&帰省ピーク期間の長距離続行便)は全て4列シートである。